1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | TOTAL | |
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港南西洗ヤングスターズ | 3 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 6 |
南長津田ジュニアジャイアンツ | 1 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 3 |
JGとして挑む上部大会が始まった。「高円宮賜杯全日本学童軟式野球大会」なかなか重みのある大会、そこにJG選手たちは勝ち上がり、いよいよ始まった。前の試合を観戦していて、上部大会の雰囲気を感じていたが、早朝から練習をしてきたことで体は動いていた。しかし、しょうたが強豪であり上部大会の常連チームでもある港南西洗ヤングスターズの先頭打者にレフト前ヒットを打たれてしまう。スチール後、次打者の2番にはライト前にポテンヒット。そして3番打者には四球を与え、あれよあれよと無死満塁の大ピンチ、ここまで相手チームのベンチ指示かはわからないが、ツーストライクまでボールを見極めてくる。球数を投げさせようという作戦か!なぜならこの大会から球数制限が導入され、70球を超えたら投手交代しなければならないからだ。そして4番バッターには追い込んでから少し甘く入ったボールを見事ににバチコーンとセンターオーバーの3塁打、3点を献上してしまう。しかし、そこからが先発しょうたの真骨頂、ここで普通なら崩れてしまうところだが、ピッチャーゴロ、2三振で抑える。その裏の攻撃、相手投手はサウスポーの技巧派投手。2番れいがレフト前ヒットで出塁。4番そうた(あ)とのヒットエンドランが見事に決まり、れいが長駆ホームイン。1点を返す。2回はしょうたが0点で抑えるものの、明らかに早打ちをしない。しょうたは2回が終わった時点で70球を超えてしまい、投手交代を余儀なくされる。ベンチも継投は想定していたものの、ここまで早い継投になるとは想定外だった。続くそうた(は)は3回にいきなりレフト前ヒットを打たれるも、その後は落ち着いてキレのあるストレートを中心に三振を奪う。スクイズ失敗もあり、3回、4回を無失点で凌ぐ。守備でもミスなくリズムをつくり攻撃に繋げていく。そして迎えた4回裏、先頭えいすけが左中間を破るツーベースでチャンスメークすると反撃を開始!そうた(は)のセンター前ヒットでつなぎ、盗塁で1死2、3塁の大チャンス。ここで6番はやては簡単にツーストライクと追い込まれてしまうが、3球目を巧くとらえ、ライトの頭を大きく超えるスリーベースヒット!どうてーーーん!!最大の盛り上がり!ここは一気に逆転のムードだ。バッターは7番しゅうま、スクイズも考えられる場面、相手チームも動揺している。と思われたが、相手チームのキャッチャーは1枚上手だった。1球目スクイズの構えをするとウエストした。サードランナーはやては少し第2リードを多めに取っていた。2球目も同じようにスクイズの構え、今度はキャッチャーは一目したがサードに投げる素振りもみせない。しかしそれがトラップだった。カウントはツーボール、次のやや外したボールを受けると間髪いれずサードにストライク送球。見事だった。野球は流れのスポーツ、それが怖さでもあり面白さ醍醐味でもある。次の回にヒットが続き、ライトオーバーツーベース、レフト前タイムリーで3点を加えられた。さらにピンチは続いたが、セカンドゴロをけいすけ→りゅうのすけ→そうた(あ)にわたる見事なダブルプレーで追加点は許さなかった。6回表にはそうた(は)も70球を超え、しゅうまがピンチで登板。しっかりと2三振を奪い役割を果たす。初めての球数制限でベンチワークも難しかった。ベンチワークと言えば、ビデオで見返すとサブメンバーのたけはる、がく、5年生ふうやが声を張り上げ指示をして盛り上げる。4年生のしょうた(しら)は応援歌を覚え、一生懸命裏方の仕事をしていた。チーム一丸となっていた。最終回の攻撃、えいすけが四球を選び粘りを見せるも最後は堅守の内野手にダブルプレーを決められ試合が終わった。JGとしての上部大会への挑戦は残念ながら1回戦で敗退となってしまったが、普段とは違う風景がそこにはあったと思う。感じられない空気を感じたと思う。春にそれを感じられたのは大きい。一回りも二回りも大きくなって次につながる敗戦にしないといけない。まだまだ続く負けられない戦いがそこにはある。やらなきゃいけないこともわかったはず。みんなでがんばろうJGキッズ!!