2015年もあとわずか、いよいよ今年の独り言を締めくくることにしよう。

今年はなんと言ってもなかなか勝てなかった我がJGのAチームが練習試合を含めて2勝したことが「G☆K」にとって最高の瞬間だった。これだけ感激したことは、ほんと久しぶりのことだった。瞬間と書いたが、それまでのプロセスがあったからこそだと思う。子供たちは一人ひとり個性があり、しかもその日その時の感情にも違いがある。当たり前だが、大人だったらある程度コントロールできることも子供たちには難しいこともある。まさに成長の過程なのである。

それを、見極めチームとしてまとめていくということの難しさを思い知った一年でもあった。

これまでも何度も書いているが、春先から部員集めをする中で、新しく入ってきたメンバーの子供たちもまた性格がそれぞれ違う。面白いものである。

監督が目標を立てる。ローカル大会での一勝!

その目標に向けて、練習を重ねる。少しずつ少しずつ野球の技術はもちろん、夏の合宿を終えてからは選手同士の距離も近づいていく。

子供たちには子供たちの世界があって、監督・コーチが言わないでも選手同士で解決することも増えてくる。これが大切なんだと「G☆K」は思う。しかし、試合の結果はなかなか出てこない。勝てない・・・勝てない

徐々に試合になってくるものの、あと一歩が足りない。監督からは「できることを確実にやりなさい」「全力でボールと競争しなさい」「チームメートを責めず励ましあいなさい」こんな言葉が毎試合のように繰り返し、伝えられる。

練習ではできるが、試合になると緊張してできなかったり、ミスをしてしまう。これがスポーツなんだよなってしみじみ思う。

しかし、少しずつだが、選手たちの中に自信がついてくる。できることが増えていいプレーが試合の中でできてくるとみるみると変わってくる。ホント最後の1カ月にチームは変わってきた。キャッチャーしゅうとが「ワンアウトー!」と声を掛けると内野手がその声を外野に伝える。

こういうことがようやくできてきた。

そして、このチームでの最後の3試合は2勝1敗、練習試合での初勝利と公式戦の初勝利、最終戦も長津田地区の強豪に完敗したが内容はこれまでとは大きく違った。最後にいいものを魅せてもらった。たった2勝だが、大きな2勝だった。学童野球は子供たちが野球を楽しく感じ、監督・コーチ、親御さんも楽しめることが一番だと「G☆K」は強く思う。

もちろん勝つことが楽しいんだが、それだけではない。彼らにはこれから、色んなことで壁が出てくる。たかが2勝だが大きな2勝だ!自信を持ってほしい。そして次のステップにすすんでほしい。「G☆K」は引き続きAチームのコーチとして関わっていく。子供の成長はなににも変えがたい喜びである。息子は中学に行って野球部に入ると言っている。どうなることやら。でも「G☆K」はものすごくうれしい!これまで、正直あまりうるさいことを言った事がない。

口出したいことはいくらでもあったが、あえて言わなかった。それがどう出るか・・・

 

来季からは新6年生4人、新4年生3人、新3年生13人、新2年生1人、新1年生1人という体制で始まる。頑張っていこう!と書いているあいだに2016年が始まっていた。

 

 

 

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