123456TOTAL
南長津田ジュニアジャイアンツ1103016
スカイイーグルス0122106
お互いの気迫がぶつかった好ゲーム。互いに譲らずドロー。6年生の最終戦にふさわしい、熱い試合でした。本当に子供の成長は素晴らしい!

6年生にとってJGとしての最後の試合、1年頑張ってきた集大成を出し切る試合となった。試合前から、6年生の気合が違った。どちらかというと、闘志を内に秘めるタイプの多い6年生だが、今日はアップから声を出し、下級生に対してもしっかりと声をかけて士気を高める。

いよいよゲームが始まる。相手は合同練習も頻繁に行う「スカイイーグルス」お互いに力を高めてきたチームだ。初回の表、たくみの四球からキャプテンで4番のれいいちがいきなりのライト線のツーベース!これまでチームをひっぱてきた意地の一打で先制!幸先のいい立ち上がりだ。先発たくみも先頭打者を四球でを出すも練習を重ねてきた牽制で刺し結果3者凡退でおさえる上々の立ち上がり。2回には3年生の活躍、しょうたのデッドボールからはやてのライト前ヒットでチャンスを広げ、あきひろの足に相手チームもあわててミスをしてしまい、しょうたがホームイン!2点目!ここから、追いつ追われつのなかなか見ることのできない展開に!一度逆転され2-3になるが、4回に何度も何度も繰り返し練習してきたベースランニングが生んだ好走塁などがあり3点を返し再逆転。これで5-3!しかしその裏にスカイイーグルスも反撃、思い切りスイングしてくるスタイルは脅威だ。2点返され5-5。だが、外野守備でもしょうきがライト前に落ちそうな当たりをキャッチしたりあきひろは俊足を生かして左中間に抜けそうな当たりを止めシングルヒットでおさえるなど好守備で力投するたくみを支える。内野もキャプテンれいいち、キャッチャーこたろうを中心に声を切らさずチームを盛り上げる。しかし迎えた5回裏スカイイーグルスの攻撃、ここまで一人で投げ抜いているたくみから4番打者が2塁打!後続を気合のピッチングで打ち取りツーアウト、見ているほうがドキドキしてしまう。ここで続く打者にレフト前に落ちるヒットを打たれ5-6と逆転される。時間的に次の6回が最終回、6年生にとっては少年野球JGでのラストイニングになる。応援するお父さんお母さん、ベンチの声も大きくなる。奇跡を信じて声を振り絞る。あとは監督、コーチの力ではない。選手たちの力を信じるしかない。すると下位打線からチャンスをつくる。8番しょうたがサードゴロ敵失で出塁、9番はやてがデッドボールで無死1、2塁、1番あきひろはサード前にたたきつけたゴロを打つ。俊足あきひろはもちろん余裕でセーフ。無死満塁のチャンス。盛り上がるJG、そして2番りゅうのすけの当たりはショートライナー「んー惜しい」そして3番たくみの打席、試合前にこれまでにないくらい気合が入っていたたくみ、その気合が相手投手に伝わったのか、ここでワイルドピッチ、1点を返して同点。続くランナーのはやてもホームを狙うがここは惜しくもタッチアウトだったが、土壇場で追いつく粘りを見せた。試合時間の関係で同点に追いついたが、勝ちはなくなった。スカイイーグルスの最後の攻撃、JGにとって最後の守備になる6回裏、日没もせまって暗くなってきた空とともに気温もグッと下がり、緊張感がはしる。最初の打者を不運の振り逃げで出塁を許す。内野ゴロ2つをきっちりアウトにとりツーアウト3塁のピンチ。サードランナーがホームを駆け抜けた瞬間にゲームが終わる、最大のピンチ。たくみとこたろうのバッテリーは最後の力を振り絞る。ベンチも含めた全員が声を出し、パワーを結集する。相手打者は好打者の1番、低めにボールを集めるが、それが裏目に出てこたろうがボールを横にはじく。サードランナーがホームに向かって走り出す。「まずい!」と思った瞬間、これまでこたろうが何度も何度も練習を重ねてきた後逸した時のプレーを実践する素早く、ボールに追いつきサードへ返球、サードランナーを補殺したのである。「うぉー!」ゲームセット!最後の最後に、今までなかなかできなかったプレーをこたろうがやってのけた。

 

勝つことはできなかった。でも勝ちに等しい引き分け、同士でもあるスカイイーグルスとの激闘は白熱の好ゲームだった。感動した!やっぱり練習はうそをつかない。みんな頑張った。

最高にいい試合を見せてもらった選手に感謝!

 

試合後に6年生一人ひとりから、あいさつ。みんな立派なあいさつだった。こんなに子供の成長が感じられたことはないくらいの立派なあいさつだった。監督も長い監督経験の中でも今日の試合がベストゲームというくらいの試合だった。これから長津田選抜でさらに成長するであろう6年生にエールを送りたい。最後に、キャプテンとしてチームをまとめてきたれいいち本当にお疲れ様でした!