監督T

ある日の事だった。

いつものように2ヶ所でフリーバッティングの練習を順番にしていたときのこと。

その日は、選手の人数が奇数だったので、片方のグループが一人分早く終わった。

「打ち終わった選手は守るよ~」と何度か声をかけたが、一向に動く気配がない。むしろ、なんだかおしゃべりに夢中になってきている。自覚を促そうとしばらく静観していたが、なんとバッティング練習が終わるまで気づかず、おしゃべりは続いたのだ。

「これはあかん」と監督としておしゃべりをしていた時間と同じ時間をグラウンドを走るように

伝え、終わった時にその選手たちに聞いてみた。「なんで走らされたかわかる?」すると一人の選手がバツ悪そうに、「木にハトが止まってて、あっハトが止まってるよ~とその話をしてたら守れなかった・・・」

 

「ハ・・・ト!?!?」確かに木の上から「プルップープルップー」とハトの鳴き声が聞こえてきた。内心、なんじゃそのいいわけと爆笑しそうになったが、ここで笑っては監督としての威厳が・・・たもてないと笑いをこらえつつ真顔で注意してその場は終わった。

※「G☆K」いやT監督は真顔でって言ってるが笑っていたはず、「G☆K」はその顔が思い浮かぶ・・・

 

ほんとに低学年の選手たちの発言や行動は面白い!吹きます!