コーチS

今回は、オモロー列伝というよりも、そのオモロー話を生み出す低学年がプレーするTボール野球について、コーチSさんより解説いただくことにしよう。

 

お子さんに「野球をやらせてみたい」と考えてJGのホームページを見に来てくださった親御さん向けに、Tボール野球の説明をしようと思います。

 

緑区など横浜市、及び神奈川県では、小学校3年生以下で野球を模したTボールという競技が積極的に行われています。(毎年8月には横浜スタジアムで県大会が行われ、今年はJGも出場します)上級生のAチームがやっている軟式少年野球とは、ルールや道具がちょっと違うので、おもな相違点を書いてみます。(地域により多少ルールが違うようなので、以下は緑区のTボールルールになります。)

 

・Tボールで使用するボールは、軟球(C球)よりも少し大きくて重いです。(飛びにくく弾みにくいため、初心者には安全です。(見た目は硬球って感じです。)

・グラウンドサイズが小さく、本塁から1塁までの距離が18.3mです(通常の少年野球は23m)

・ピッチャーは投球せず、打者はバッティングティーに置いたボールを打ちます。

・ベンチ入りメンバー全員が打席に入ります。JGのように14人のメンバーの場合、1番~9番が守備に入る選手で、10番~14番は打撃のみを行ないます。(入団したばかりの選手でも必ず試合に出場できます。)

・攻撃時は、9人打ったらアウトカウントにかかわらずイニング終了となります。

・ランナーはリードや盗塁など、バッターが打つ前の離塁は禁止されています。

・守備側がピッチャーにボールを返せばボールデッドとなり、ランナーはその時の走っている位置で進塁か進塁できないかを審判がジャッジします。(1塁→2塁、2塁→3塁、3塁→本塁の真ん中にラインがあります)

・試合は5イニングで行われます。ただし、30分の時間制限があり、これを超えると4回以前でも終了となります。(Aチームは7イニング・90分)

 

野球をまったくやったことがない子供たちでも覚えやすいルールになっていて、安全にプレーできる工夫がされています。JGの選手たちも保育園や1年生、2年生で入団したころは、ルールは分からず、打てば空振り、投げれば大暴投、走ればライトまでいってしまうような、超初心者ばかりでした。Tボールから楽しく野球を覚えたいお子さんの入団をお待ちしています。